Club Crstお奨め商品 >ワカサギ釣り >アイスドリル

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穴釣りに行って、これ程困る物はない。他の釣り客が放棄した穴を用いるのも
悪くないが、自分の好きなポイントに入れないのは、結構つらい物である。

釣りに行っていると、
『スミマセン〜 ドリルを貸してもらえないでしょうか?』と声を掛けられることがある。
曖昧な返事で対応するが、
本音は絶対に貸さない。

理由は、一発で切れ味が落ちる可能性があるからだ。

赤城の場合、新品のドリルであれば、氷厚50cmを約20秒程度で貫通が可能だ。
しかし、一端入れ味が落ちると、50cmを貫通させるのに2分近くも掛かり、非常に始末が悪い道具となってしまう。

鉈、ノミ・カンナなどの刃物を、蛤刃やVエッジに自在に研ぐことが出来る方でも、
このドリルは少々研ぎにくく、時間や手間を考えると、替え刃を購入した方が良いくらいである。

もし、穴を開けたいなら、ドリルを借りるより
『お手すきでしたらば、穴を開けていただけませんでしょうか?』
と、聞き回った方が良いかもしれない。

時に、『貸しても良いが、切れが落ちたら弁償な!』なんて方も・・・・
従って、
湖畔の土産屋でレンタルするか、購入してしまった方が良い。




2年前、自作の電動アイスドリルとタイム比べをした。
電動は、36秒 このエキスパートは22秒であった。
条件は、2月末の赤城大沼塩原前、氷厚52cm。


結果はというと、新品は、よく切れる物だと再認識。その後、延々と穴掘り30数個目で、
堅い物に当たった。かき氷を手であさると、5cm程度の石がでた。。

入氷場所近くだから、何かの拍子に紛れ込んだのであろう。刃を確認すると、
2枚のブレードの外周部と、中央付近に刃こぼれがあった。

試しにと、この状態で穴を開けたが、
2分以上掛かってしまった。
切れないし、よく引っかかる状態だ。

翌日、工場で鉈やカンナを研ぐ砥石の中砥〜仕上げ3000番までの研磨を
行い、すね毛を剃れるまでにしたが、翌週のテストでは、30秒前後掛かっている。

スウェーデン鋼だから、研ぎにくいし、持ちにくい、研ぎようの冶具を
作ったり、水砥石やオイルストーンを用いての研磨を行った。

自分で、しでかした切れ味低下は、納得出来るが
他人様がにされると・・・・・


この辺が、貸せない本音なんだよね〜




一言。。。

ワカサギ釣りがブームになって、穴釣りもメジャーになってきたのだが、
手軽で安価なワカサギ釣りは、多くの子供達も両親に連れられてやってくる。

親は釣りに夢中で、子供の転落事故が毎年のように報じられるのが現状だ。
氷上は、れっきとしたアウトドアであり、雪山であることを忘れてはならないのだ。
ガスで氷上をさまよったり、飲んで寝て、凍傷を負うこともある。

自然の脅威だけでは無く、アイスドリルの管理もしっかりと行いたい。
穴を明けたら面倒でも、刃にはカバーを掛け、子供が転んで当たっても
手足を切らないようにしよう。
 早く釣りたい気持ちはわかるが、
子供をはじめ、他人に怪我をさせるような管理では、
ワカサギ釣りを行う資格は無いと思う。




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